【30代で緑内障】 治療開始3年半経過 現在の眼の状態

LIFE

私は30代前半で緑内障と診断されました。

この病気は40歳以上の約5%、20人に1人がなる病気として知られています。

しかし実際は私のように若い世代でも発症する人がいます。医療の発展のおかげか、同世代で緑内障の初期と診断される例を周りでも見るようになりました。

この病気は治療せずにいると、視野が狭くなり、やがて失明に繋がる病気です。

早期発見が本当に大切です。

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診断されるまで

私がコンタクトレンズの使用を始めたのは中学生の時、使用歴は20年以上。現在の裸眼での視力は0.1も無い強度の近視です。ちなみに家族全員、眼鏡かコンタクトを日常的に使っています。

目を酷使する現代社会。私の診断前の生活は、眼に良くないものでした。

  • 極度の近視
  • 目を酷使し、残業が多い仕事
  • 体調を崩すくらいストレスフルな日々
  • 整骨院で驚かれるほど頭皮や首・肩はガチガチで、血流がかなり悪い状態
  • 体に力が入りすぎていて、もはや完全に力を抜くことが出来ない
Mei
Mei

分かっていても負のループから抜け出すことは難しい・・・

私は子どもの頃から定期的に眼科に通ってきました。

大人になってからは、コンタクト販売店と提携しているクリニックで、流れ作業のようにササっと検査を受けるのが当たり前の日々。

今思えば、眼圧を測ってくれないクリニックに通っていたことがありました。そういうクリニックに行くのは止めた方がいいです。眼圧の検査結果を自分で把握していなかったことを反省しています。

詳しくは下記の記事に書いていますので、ぜひ読んでみてください。

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私の緑内障の種類と原因

私が患っている緑内障は開放隅角緑内障です。

眼圧が20~21で、視神経にダメージを負っていた状態でした。

欧米に比べて日本人では正常眼圧緑内障の人の割合が高いそうです。

原発開放隅角緑内障:房水の出口である線維柱帯が徐々に目詰まりし、眼圧が上昇します。ゆっくりと病気が進行していく慢性の病気です。

正常眼圧緑内障:眼圧が正常範囲(10~21mmHg)にも関わらず緑内障になる人がいます。これを正常眼圧緑内障と呼び、開放隅角緑内障に分類されます。近年行われた全国的な調査の結果から、緑内障の約7割が正常眼圧緑内障であり、また欧米にくらべて日本人に多いことがわかりました。

原発閉塞隅角緑内障:隅角が狭くなり、ふさがって房水の流れが妨げられ(線維柱帯がふさがれて)、眼圧が上昇します。慢性型と急性型があります

小児緑内障:生まれつきの隅角発育異常や他の疾患・要因により小児期に眼圧が上昇する緑内障です。

続発緑内障:外傷、角膜の病気、網膜剥離、目の炎症など、他の目の疾患による眼圧上昇や、ステロイドホルモン剤などの薬剤による眼圧上昇によっておこる緑内障です。

引用元:参天製薬株式会社ウェブサイト https://www.santen.com/jp/healthcare/eye/library/glaucoma/2

また、私の場合は強度近視により視神経がダメージを受けていたのが原因の1つでもあります。血縁者には緑内障の患者はおらず、「個体として緑内障を発症しやすかった」と主治医に言われていました。

Mei
Mei

「個体として」と言われて、自分も生き物なのだと実感

個人的には、ずっとパソコンで作業をする仕事で目を酷使し、カチコチの頭皮や強い肩こりが何年も改善できず血流が良くない状態が何年も続いたこと。ストレスフルな職場と過剰な業務量を抱えていたことも原因ではないかと考えています。

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治療開始3年半が経過した現在

現在は点眼薬を続け、2か月おきに通院し、各種検査(眼圧検査、眼底検査、視野検査等)を受けています。視野検査は半年ごとです。

私の眼は初期の緑内障のままです。主治医からは「大きく変わったところは無い」と診断されています。点眼薬のおかげで眼圧を下げることができ、現状維持が続いています

視野検査の結果では弱い光がやや見えづらくなっている部分はありますが、それも自覚症状はありません。幸運なことに初期に診断・治療開始したことで視野は欠けていません。  

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処方されている点眼薬

点眼薬

私が処方されている点眼薬は、エイベリス点眼液0.002%です。1日1回の点眼でOK。

緑内障の目薬と言えば、まぶたの色素沈着とまつ毛が伸びる副作用をイメージする人が多いと思います。しかし、この目薬はどちらの副作用もありません。30代という年齢から、主治医に勧められたのがこの点眼薬です。

この点眼薬が体に合い、眼圧は下がり、20~21あたりだったのが現在は基本的に11~14を維持しています。体調によっては、16とかに上がってしまい、主治医や薬剤師さん(特にベテランの方)に叱られることがあります。

もっと下げた方がいいというのは分かっているのですが、毎日ちゃんと点眼していても私の場合は体調によって眼圧が変わります。

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点眼薬の副作用

副作用としては視力が急激に低下することがあるそうで、万が一の時すぐに眼科に駆け込める日程で点眼を開始しました。幸い私には合う薬(眼圧を下げるという意味で)でしたが、点眼後しばらくは目が充血する副作用が出ています。

また、私は花粉症でもあり、春になると肌が過敏になるのか点眼薬で瞼が荒れるアレルギー症状が出るようになりました。ぷっくり腫れてしまったこともあります。

総合病院の皮膚科の医師によると、私と同じように点眼薬の防腐剤が合わなくてまぶたが荒れる人がいるそうです。現在は点眼後に洗顔することで対応しています。

アレルギー症状が続く時は、眼軟膏を使用しています。しかし使っているステロイド眼軟膏は目に入ると眼圧を上げてしまうので、入らないように注意が必要です。

あとは副作用ではないですが、緑内障禁忌の記載がある薬剤は使用できない場合があるのが不便です。市販薬でも使えないことがあります。

私の場合は緑内障禁忌薬の使用制限はないことを主治医に確認しました。クリニックで緑内障連絡カードをもらい、いつも持ち歩いています。

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点眼薬を忘れずに続けるコツ

眼圧を下げる点眼薬を使い始めると、ほぼ一生続けなければなりません。

治療開始時に毎日忘れずに続けることが出来るか主治医にかなり強く問われましたが、ずぼらな私でも3年半続けることが出来ています。

コツはスマホのスケジュールアプリで毎日アラームを設定すること。毎晩お風呂上がりに点眼することを習慣化しました。もう歯磨きみたいなものです。

旅行や出張先にも必ず点眼薬を持っていかねばなりません。

スマホのメモアプリ

うっかり忘れないように、あらかじめ点眼薬を含む持ち物リストを作り、毎回出発前にチェックしています。

Mei
Mei

1度だけ家に忘れてしまった時は、1時間以上かけて取りに帰りました・・・

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定期的な受診を

私が診断された際、10代の緑内障患者さんもいると聞きました。その割合はとても低いですが、確実に誰かはこの病気になっているのです。2年もしないうちに半分以上視野を失ってしまった話も実際に聞きました。

中高年になってからの病気だとは思わず、ぜひ定期的に眼科を受診してください。

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おまけ 通っている眼科はどんなクリニック?

3年半に渡って通っているクリニックは、街の小さな眼科です。コンタクトの処方もしていますが、メインは眼病治療という感じ。

ホームページで見た診療案内と経歴が決め手となりました。

主治医は総合病院での経験が長く、現在も定期的に学会に行く眼科専門医なので信頼しています。

行動圏内には他にも人気の眼科はいくつもあるのですが、長時間待合室で待つのが耐えられない体質になったので行けません。基本予約制である現在通うクリニックが私には合っています。

みなさんにも通いやすくて合う眼科が見つかりますように。

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